ゲド戦記を見てきました。
ネタバレしてるかもしれないので、これから見る人は読まない感じで。
宮崎吾朗監督初作品ということで、どうなるかなーと思ってましたが、ある意味予想が当たってしまった感じ。子供には辛い作品になってる。なんか、前の方に居た子供は完全に飽きていたと思う。。
ポイントを上げてみると、
少し予算少なめなのか、ここ数年のジブリ作品と比べて、全体に作り込みが貧弱になっている。まぁ、他はたっぷりかけているわけで、それと比較したら可愛そうなんだけど、それにしてもちょっと。
ファンタジーものだ、ということもあって、描写はナウシカチックなところが多い。ただ、全体のデザインは、他のジブリ作品の要素をパラパラと盛り込んでいる
カット単位で、過去のジブリ作品を思い起こさせるところが多いというか、多すぎる。逆に、いままで、このパターンでアレと思うことが少なかったんだなとビックリ。(例: 未来少年コナンの足かせはめられて海中から脱出するシーン、カリオストロの城の塔の上のシーンなど)間違うと、過去の作品のパロディかと思いたくなる気分も。
説明が長ったらしい割に、肝心なところが伝わっていないので、わからないところが多すぎる。また、不必要にカットが長いところがあったりして、スピードがよろしくない。のめりこめない。
まぁ、1 - 3 については、諸々鑑みてもしょうがないのかと思うのだけど、4については脚本と演出のの問題だから、イカンと思う。
特に良かったと思う点をあげると、声優のキャスティングと音楽。
声優は、メインの3人を含めて、大変よかったと思います。
音楽は。。正直、久石穣の音楽は嫌いではないけれど、食傷ぎみなので、そう言う意味でもよかったかも。(久石穣は、ワンパターンすぎるので。。たとえば、坂本龍一みたいな感じで、坂本だって解るのと違う、もうストレートすぎ)
まぁ、ジブリ作品であるというので点は辛くならざるえないんだけど、それを割り引いても、ちょっとできはイマイチ。見ても悪くないんだけど、1900円払って見るとか、DVD買うとか、2度見るとかはできない感じ。
お子様向きではありません。たぶん飽きる。
レンタルがお勧めの、10点満点で4点。
追記
書くの忘れていた。一応、書いておくと、僕は原作読んでないです。よもうかなぁとは思った。
Archived comments:
鷹 30 Jul 2006
ゲド戦記といいながら、シュナの旅がモチーフなのですね。
父親が偉大であればあるほど、呪縛から逃れることは難しいのでしょう。
これは仕方ないことかも。
駿氏が長編監督として一人立ちしたのが、カリ城なわけですから、経験的なものでは当然吾朗氏は及ぶべきはずもありません。
建築デザイナー出身だけあって、破綻をきたすようなことはなかったですが、却って面白みに欠けたような気がしました。
しかし、ジブリ作品って、なんで顔が思い浮かぶような俳優さんを声優さんとして使うんでしょうか?
これは相変わらず賛同できません。
といいながら、毎回初日に観ているワタシは・・・
ちなみに生涯のベストワンの1本は当然の如く、カリ城です。
shigeya 30 Jul 2006
声優、いつもは僕はピンと来ないんだけど、今回、誰がやってるかを知らずにみたら、よかったかなと思いましたよ。やっぱり、名前による先入観強すぎる。
まぁ、映画は、やっぱり、カリオストロの城ですかねぇ。テースト的にはラピュタもかなり上な感じ。もののけ姫はどうも受け付けないんだなぁ、おれ。。
ayumin 30 Jul 2006
1冊ずつで一応完結しているので、時間のあるときに少しずつでも。
テルーの歌、よかったですよね(笑)
shigeya 30 Jul 2006
さよぴ 31 Jul 2006
見たい見たい!
いつかなぁ…。
ということで、読まないでおきました(→ܫ←)
s先生 31 Jul 2006
一方、原作を読んでいると、納得感があります。おいらは原作を読んでいたので、比較的幸せでした。最近、説明不足映画が沢山あります。ダビンチコードしかり、この映画しかり、ナルニア国物語しかり。さ、みんな原作を読んでから映画を見に行く時代になってきたのかな。でも、それもええことやとおもいますけどね