September 13, 2003

書籍 『理系の経営学』

少し前に、『理系の経営学』(宮田秀明、日経BP)を読みました。

アマゾンの書評(1個だけだけど)では、ケチョンケチョンに書かれていますが、私は興味深い提言がいくつかあったと思います。理系の人はもちろん、文系の人にもヒントはあるんじゃないかと思います。

特に、興味深いと思ったのは以下の文: 「高い技術力は誰が見ても分かる。高い構想力を低い構想力の人が理解するのは難しい。そして、高い構想力を持ったアイディアを、技術的な側面だけで攻撃するのは容易である。」

仰るとおりだと思う。同じような攻撃を過去に数限りなく見てきました。個人的には、最近、RFID回りのプライバシー問題で、少々この匂いを感じています。

問題点を指摘する事は出来る人はできるでしょう。ここで求められるのは、問題があるから使わないのではなく、問題を技術によって解決することであり、それを提起するのが技術者の仕事だと思う。解法を提案せずに問題点を指摘するだけなら、ある程度の技術があればできることでしょう。RFIDの件で言えば、たとえば、Rivestのグループの提案、RSA Seeks to Fix RFID Worries(eweek.comから - 見つからなかったらサーチかけてください)なんかが技術でがんばろうとする良い例だと思います(ちっとも話題にならないけど)。

ところで、RFIDの件は、かなりヒステリック扱っている人も居る一方、冷静に理解しようとしている人が多いのは幸いだと思っています。ヒステリックにならざる得ないような実証実験というのもたしかにあるので、いたしかたないかなとは思ったりもするのですが。。

なお、筆者の宮田秀明教授、どこかで聞いたことがある名前だと思ったら、前々回(2000年)の挑戦艇の設計のリードとられた方でした。しばらく前に、『アメリカズ・カップ―レーシングヨットの先端技術』(宮田秀明、岩波書店)を見つけて読んでいたので、覚えていたのでした。

Posted by shigeya at 10:38 PM | TrackBack (0)
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Posted by: tramadol 1 month supply : March 1, 2004 11:57 PM
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